解説
痛快な犯罪活劇。新時代のアウトローによる疾走する青春群像!劣悪な環境で育ち、”生き抜く”ため犯罪行為に手を染めざるをえなかった三人の少年を軸に、キャラの立った裏社会・裏稼業の人物たちが集い、物語はスピーディーに展開。無根拠な明るさと哀しいたくましさ、”生き抜く”ことにはひたすらポジティブな三人に、観る者もまた取り繕うこともできないまま手に汗握り、突き動かされる–新時代のアウトローによる、かつてない青春エンターテインメントが誕生!超個性豊かな俳優陣の競演!主演の窃盗団3人を演じるのは、高杉真宙、加藤諒、渡辺大知。その他、《MIYAVI》、《金子ノブアキ》、《篠田麻里子》、《林遣都》、《山本舞香》、《伊東蒼》、《斉藤祥太》、《斉藤慶太》、《般若》、《勝矢》ら、超個性的なキャラクターたちが『ギャングース』に集結!監督と脚本には、社会の底辺を生きる人々の映画やクライム・ムービーに定評のある入江悠。主人公の少年たちの友情と成長、再起への想いをより際立たせ、痛みだけではなく、躍動感、爽快感も伝える。
あらすじ
幼い頃から親の虐待に遭い、ろくに学校にも行けず、挙句の果てには自ら罪を犯し、青春期を少年院で過ごすことになったサイケ(高杉真宙)、カズキ(加藤諒)、タケオ(渡辺大知)。少年院で出会った3人は、親にも社会にも棄てられた犯罪少年として出所後にまともな仕事に就くこともできず、社会の最底辺を生きることを余儀なくされていた。そんな3人が生き抜くために掴んだ仕事が、犯罪者だけをターゲットにした“タタキ=強盗”稼業。サイケが作戦担当、カズキが工具担当、タケオが車両担当としてそれぞれの得意分野を担い、道具屋の高田(林遣都)から得た情報を頼りに、日々裏稼業や悪徳詐欺集団のアガリを狙う窃盗行為を繰り返していた。目標は、タタキ稼業で3000万円を稼ぐこと。ひとり1000万円の準備金を用意して、またいつか表社会で真っ当に暮らすことを目標に掲げ、3人は苦しいながらも前向きに明るくタタキ稼業に励み、絆を深めていっていた。そんなある日、タタキ稼業の最中で偶然にも、振り込め詐欺のアガリの隠し場所を知ることとなった3人。それは半グレ系アウトローたちによる犯罪営利組織カンパニーとして台頭する「六龍天」のものだった。「六龍天」に身元がバレないように、慎重にタタキを繰り返すも、あるきっかけから3人の身元が「六龍天」に知られ、絶体絶命の状況に追い込まれてしまう。「六龍天」のトップ・安達(MIYAVI)、番頭・加藤(金子ノブアキ)、詐欺店舗統括補のアゲハ(篠田麻里子)らの追跡がすぐそこまで迫る中、3人は自らの命と最底辺からの脱出をかけ、大博打を打つことに。最弱タタキ窃盗団vs最強の半グレ・カンパニー「六龍天」–殺るか殺られるか、壮絶なバトルの幕が上がる!